仮想通貨の送金手数料のイメージ:国内取引所からDEXへ送る経路ごとに大きさの違う手数料のゲート

30秒でわかる結論(2026年10月26日時点)

  • 全銘柄無料:GMOコイン・SBI VCトレード・BITPOINT。GMOコインは1回の最小が0.1 ETH・50 XRPと大きい。
  • 送金が安い通貨:比べた6通貨(XLM・POL・XRP・TRX・SOL・ArbitrumのETH)ではXLM・POL・XRPの順(有料で最安の円換算)。最安はXLM(bitbank 0.01 XLM=1円未満)。ただしXLM・POL・XRP・TRXはそのままではDEXに入金できない。
  • DEX(ハイパーリキッド)向け:bitbankのETH(Arbitrum)が最安。bitbank 0.00042 ETH(約153円)、OKJ 0.0005 ETH(約182円)。Ethereum本体への出金(bitbank 約1,821円)の約12分の1。
  • 手数料は3種類:取引所の送金手数料のほか、自分のウォレットから送るガス代(ArbitrumのUSDC送金で1円未満)と、販売所で買うときのスプレッド(10万円分で約2,208円)。
  • 使えない:楽天ウォレットは2026年8月19日から暗号資産の出庫を一時停止中。

「送金手数料が安い通貨」を調べると、取引所ごとの表や「無料の取引所」のランキングがたくさん出てきます。ただ、実際に送ろうとすると最小送付額やネットワーク(EthereumかArbitrumか)で詰まることが多く、無料でも1回に数万円分以上送らないといけない取引所もあります。この記事は、手数料・最小額・ネットワークを1つの表にまとめ、DEXへ送る人がどれを選べば安いかまで答えます。なお「仮想通貨の手数料」には、売買するときの取引手数料(販売所ならスプレッド)と、取引所から外へ送る送金手数料があります。このページは送金手数料を扱い、取引手数料はDEXと取引所の取引手数料比較で比べています。

1. 早見表:国内9社の送金手数料一覧(2026年10月)

主要4通貨(BTC・ETH・XRP・SOL)と、DEXで使うArbitrum上のETHの送付手数料です。下の段は1回あたりの最小送付数量(公式ページに記載があるもの)。

国内取引所の送金(送付・出庫)手数料一覧(2026年10月26日時点)
取引所BTCETHXRPSOLETH(Arbitrum)
bitbank 0.0006 BTC0.005 ETH0.1 XRP0.009 SOL0.00042 ETH
GMOコイン 無料最小 0.02 BTC無料最小 0.1 ETH無料最小 50 XRP無料最小 0.1 SOL—
bitFlyer 0.0004 BTC最小 0.001 BTC0.005 ETH最小 0.001 ETH無料最小 20 XRP無料最小 0.002 SOL—
コインチェック 0.0005 BTC(変動制)変動制(0.005 ETH〜)0.15 XRP0.01 SOL—
SBI VCトレード 無料無料無料無料—
BITPOINT 無料最小 0.001 BTC無料最小 0.02 ETH無料最小 5 XRP無料最小 0.03 SOL—
OKJ 0.0005〜0.02 BTC(範囲内で指定)最小 0.0001 BTC0.003〜0.2 ETH(範囲内で指定)最小 0.01 ETH0.2〜5 XRP最小 10 XRP0.01〜0.05 SOL最小 0.01 SOL0.0005 ETH最小 0.01 ETH
楽天ウォレット出庫停止中 —0.005 ETH0.3 XRP0.05 SOL—
BitTrade 0.0005 BTC0.005 ETH0.1 XRP0.01 SOL—

出典:各社の公式手数料ページ・入出金ページ(2026年9月29日に確認し、2026年10月26日に再確認)。「—」は取り扱いなし、または送付に対応していないもの(楽天ウォレットのBTCは出庫停止中のため省略)。OKJは範囲内で手数料を自分で指定する方式、コインチェックのBTC・ETHはネットワーク手数料に連動する変動制です。手数料は予告なく変わるため、送る前に公式ページで確認してください。

比較記事やAIの回答で見かける表には、古い数字が混ざっていることがあります。たとえばBitTradeは送金無料ではなく、公式の手数料表ではETH 0.005 ETH・XRP 0.1 XRP・SOL 0.01 SOLです。bitbankのXRPは0.1 XRP、SOLは0.009 SOLでした。

bitbankの手数料ページの入出金手数料表。ETHはEthereumが出金0.005 ETH、ArbitrumとOP Mainnetが0.00042 ETH、入金はすべて無料
bitbankの手数料ページ「入出金手数料」(2026年9月29日時点、ログアウト状態。2026年10月26日に再確認し変更なし)。ETHはネットワークを選べ、ArbitrumとOP Mainnetへの出金はEthereumより大幅に安い。

2. 送金手数料が安い通貨(XLM・POL・XRP・TRX・SOL)

答え:2026年10月26日11:24の価格で円に直すと、比べた6通貨(XLM・POL・XRP・TRX・SOL・ArbitrumのETH)のうち、有料の国内取引所で最も安く送れるのはステラルーメン(XLM)です。安い順にXLM(bitbank 0.01 XLM=1円未満)、POL(OKJ 0.5〜1 POL=約7円〜)、XRP(bitbank 0.1 XRP=約20円)でした(2026年10月26日確認)。表は有料で最安の円換算の安い順です。無料の取引所もありますが、1回に送れる最小数量が決まっています。

送金手数料が安い通貨:有料で最安の取引所・無料の取引所・DEXへの入金(2026年10月26日確認、円換算は2026年10月26日11:24の価格)
通貨(ネットワーク)有料で最安次に安い無料の取引所(1回の最小)ハイパーリキッドへの入金
ステラルーメン(XLM)Stellar・送り先によってはメモの入力が必要 bitbank 0.01 XLM1円未満 コインチェック 0.01 XLM1円未満 bitFlyer(最小2 XLM)・GMOコイン(最小60 XLM) そのままでは入金できない(国内で売るか、USDC・ETH・SOLに替える)
ポリゴン(POL)Polygon・同じPOLでもEthereum(ERC20)で送ると手数料が大幅に高い取引所がある。bitFlyerはネットワークの記載なし OKJ 0.5〜1 POL(範囲内で指定)約7円〜・最小1 POL bitbank 1.4 POL約20円 BITPOINT(最小5 POL) そのままでは入金できない(国内で売るか、USDC・ETH・SOLに替える)
エックスアールピー(XRP)XRP Ledger・宛先タグの入力が必要 bitbank 0.1 XRP約20円 BitTrade 0.1 XRP約20円 bitFlyer(最小20 XRP)・BITPOINT(最小5 XRP)・GMOコイン(最小50 XRP)・SBI VCトレード そのままでは入金できない(国内で売るか、USDC・ETH・SOLに替える)
トロン(TRX)Tron・bitFlyerはTRXの送付・預入に非対応(売買のみ) BitTrade 1 TRX約52円 bitbank 3 TRX約156円 BITPOINT(最小50 TRX) そのままでは入金できない(国内で売るか、USDC・ETH・SOLに替える)
ソラナ(SOL)Solana・bitFlyerのSOLは販売所のみ bitbank 0.009 SOL約143円 コインチェック 0.01 SOL約159円 bitFlyer(最小0.002 SOL)・GMOコイン(最小0.1 SOL)・BITPOINT(最小0.03 SOL)・SBI VCトレード 入金画面のSolanaアドレス(Unit)で現物SOLとして入金(最低0.12 SOL)
イーサリアム(Arbitrum)Arbitrum・Arbitrumで出せるのはbitbank・OKJだけ bitbank 0.00042 ETH約153円 OKJ 0.0005 ETH約182円・最小0.01 ETH なし ウォレットでUSDCに替えて入金(いちばん手順が少ない)

出典:各社の公式手数料ページ(2026年10月26日確認)。円換算は2026年10月26日11:24のbitbankの価格(XLM 26.404円、POL 14.046円、XRP 202.504円、TRX 51.8832円、SOL 15,897.5円、ETH 364,266円)による目安。OKJは範囲内で手数料を自分で指定する方式のため下限で計算し「〜」を付けています。楽天ウォレットは出庫停止中、SBI VCトレードはXLM・TRX・POLの出庫可否を確かめていないため、表に入れていません。コインチェックの手数料表にPOLはなく(MATIC表記のみ)、GMOコインはTRX・POLの送付を載せていません。

  • DEXに入れるなら通貨の選び方が変わる:XLM・POL・XRP・TRXは、ハイパーリキッドの入金先(ArbitrumのUSDCと、BTC・ETH・SOLなどUnitが扱う通貨)に入っていないため、そのままでは入金できません。送金が安くても、国内で売るか、USDC・ETH・SOLに替える手間がかかります。証拠金にするならArbitrumのETH(表の最後の行)が最短です。
  • 国内の取引所どうし・自分のウォレットへの移動なら:XLMやXRPは手数料が小さく、取引所の間で移すときの選択肢になります。送り先がその通貨とネットワークに対応しているかを先に確認します。
  • タグ・メモを忘れない:XRPは宛先タグ、XLMはメモが必要な送り先があります(送金トラブル)。

3. 送金にかかる3つのコスト:送金手数料・ガス代・販売所スプレッド

「仮想通貨の手数料」と一口に言っても、送るまでにかかるお金は3種類あります。どれか1つが安くても、ほかで高くつくことがあります。

1取引所の送金(出金・送付)手数料

取引所から外へ送るときに、取引所が差し引く手数料です。ネットワーク手数料(ガス代)はこの中に含まれます。例:bitbankのETH(Arbitrum)は0.00042 ETH(約153円)、同じbitbankでもEthereum本体への出金は0.005 ETH(約1,821円)で、約12倍です。

2ネットワークのガス代

自分のウォレットから送るときに、自分で払う手数料です。チェーンと混雑で変わります。例:ArbitrumでUSDCを1回送るガス代は、2026年10月26日11:27に実際の送金で測ると約0.0000013 ETH(1円未満)でした。ArbitrumのガスはETHで払うので、ウォレットに少額のETHを残しておきます。Ethereum本体は混雑すると大きく上がります。

3販売所のスプレッド(売値と買値の差)

取引所の「販売所」は手数料無料と表示されていても、提示される買値が板(取引所)より高く、その差が実質のコストです。例:2026年10月26日11:26のSBI VCトレードのETHでは、販売所の買値が取引所(板)の買値より約2.3%高く、10万円を払って買うと板で買うより約2,208円損する計算でした(取引所でテイカー注文なら手数料0.05%=約50円)。販売所で買ってすぐ売ると、売値と買値の差は約6.8%です。

まとめ:送る通貨は取引所(板)で買い、手数料の安いネットワークで、自分のウォレットへ送るのがいちばん安く済みます。送金手数料が数百円でも、販売所で買えば数千円の差になることがあります。

4. イーサリアムの出金手数料が安い取引所

答え:ETHの出金(送金)手数料がいちばん安いのは、ネットワークにArbitrumかOP Mainnetを選べるbitbankで、0.00042 ETH(約153円)です。Ethereum本体で出す場合は、GMOコイン・SBI VCトレード・BITPOINTが無料です(最小数量:GMOコインは1回0.1 ETH以上、BITPOINTは1回0.02 ETH以上)。有料で最も安いのはOKJの0.003 ETH〜(範囲内で指定、約1,093円〜)です。同じbitbankのETHでも、Ethereum本体への出金はArbitrumの約12倍の手数料です。

イーサリアム(ETH)の出金手数料の比較:安い順(2026年10月26日確認、円換算は2026年10月26日11:24の価格)
取引所ネットワーク出金(送付)手数料円換算の目安最小数量
GMOコインEthereum(L2の記載なし)無料0円0.1 ETH
SBI VCトレードEthereum のみ無料0円—
BITPOINTEthereum(ERC-20)無料0円0.02 ETH
bitbankArbitrum0.00042 ETH約153円—
bitbankOP Mainnet0.00042 ETH約153円—
OKJArbitrum One0.0005 ETH約182円0.01 ETH
OKJOptimism0.0005〜0.001 ETH約182円〜0.01 ETH
OKJEthereum(ERC20)0.003〜0.2 ETH(範囲内で指定)約1,093円〜0.01 ETH
bitbankEthereum0.005 ETH約1,821円—
bitFlyerEthereum(ERC-20のみ)0.005 ETH約1,821円0.001 ETH
コインチェックEthereum のみ変動制(0.005 ETH〜)約1,821円〜—
BitTradeEthereum(ERC20)のみ0.005 ETH約1,821円—

無料の取引所を先に、有料は円換算の安い順。円換算はETH 364,266円(2026年10月26日11:24のbitbankの価格)で計算した目安です。OKJは範囲内で手数料を自分で指定する方式、コインチェックはネットワーク手数料に連動する変動制のため「〜」としています。楽天ウォレット(0.005 ETH)は出庫停止中のため除外。

  • Arbitrum・OP Mainnetで出せるのはbitbankとOKJだけ。bitFlyer・コインチェック・SBI VCトレード・BITPOINT・BitTradeのETHはEthereum本体のみで、GMOコインの入出金ページにはL2の記載がありません(楽天ウォレットは出庫停止中のため除外)。
  • 無料でも1回の最小数量に注意。GMOコインは0.1 ETH(約36,427円)から、BITPOINTは0.02 ETHからです。
  • 送り先がそのネットワークに対応しているか確認。ArbitrumのETHをEthereum専用のアドレス(ハイパーリキッドのUnitのETHアドレスなど)に送ると反映されず、失われるおそれがあります。
  • 「ガス代」とは別。取引所の出金手数料にはネットワーク手数料が含まれます。自分のウォレットから送るときは、別にそのチェーンのガス代がかかります。

ETHを日本円に戻すときの手数料(入金・売却・日本円の出金)は日本円の出金手数料一覧と日本円に戻す方法、ArbitrumのETHをUSDCに替える手順はArbitrumの使い方にまとめています。

Arbitrumで出したETHは、ウォレットでUSDCに替えればハイパーリキッドにそのまま入金できます。紹介コード HOLYGRAIL で始めると、最初の2,500万ドルの取引高で手数料が4%オフ(紹介コードの使い方)。

5. ビットコインの送金手数料

答え:国内取引所のビットコイン(BTC)の送金手数料は、GMOコイン・SBI VCトレード・BITPOINTが無料です(最小数量:GMOコインは1回0.02 BTC以上、BITPOINTは1回0.001 BTC以上)。有料の取引所ではbitFlyerの0.0004 BTC(約5,025円)が最安で、最も高いのはbitbankの0.0006 BTC(約7,537円)です(2026年10月26日確認)。BTCは価格が高いため、数量では小さな手数料でも円に直すと数千円になります。

ビットコイン(BTC)の送金手数料の比較:安い順(2026年10月26日確認、円換算は2026年10月26日11:24の価格)
取引所送付手数料円換算の目安最小送付数量
GMOコイン無料0円0.02 BTC
SBI VCトレード無料0円—
BITPOINT無料0円0.001 BTC
bitFlyer0.0004 BTC約5,025円0.001 BTC
コインチェック0.0005 BTC(変動制)約6,281円〜—
OKJ0.0005〜0.02 BTC(範囲内で指定)約6,281円〜0.0001 BTC
BitTrade0.0005 BTC約6,281円—
bitbank0.0006 BTC約7,537円—

円換算はBTC 12,561,917円(2026年10月26日11:24のbitbankの価格)で計算した目安。コインチェックのBTCはネットワーク手数料に連動する変動制(最も安い段階を表示)、OKJは範囲内で自分で指定する方式です。楽天ウォレットのBTCは出庫停止中のため除外。

  • 無料の取引所の条件:GMOコインは1回0.02 BTC以上、BITPOINTは0.001 BTC以上で、BITPOINTには「日本円を入金してから7日間は、入金額に相当する暗号資産を出金できない」という制限があります。SBI VCトレードは出庫先アドレスの事前登録が必要です。
  • 有料なら数量の小さいbitFlyer:bitFlyerは0.0004 BTCで、最小送付数量は0.001 BTCです。
  • DEXに入れるならBTCは遠回り:ハイパーリキッドはDeposit画面のBitcoinアドレス(Unit)でBTCを受け付けますが(最低0.0003 BTC、着金約30分)、届くのは現物のBTCで、先物の証拠金にするには現物市場でUSDCに売る必要があります(テイカー0.07%)。証拠金が目的なら、ArbitrumのETHで送るほうが安く済みます。

6. DEXに送るならこの組み合わせ(Arbitrum ETH・SOL・USDC)

ハイパーリキッド(Hyperliquid)の先物の証拠金はUSDCで、ウォレット接続での入金はArbitrumのUSDCが基本です(最低5 USDC)。国内取引所からUSDCを直接出せるのはSBI VCトレードだけなので、多くの人は「安く送れる通貨で自分のウォレットへ → USDCに替えて入金」という流れになります。送金手数料だけでなく、その後のガス代やブリッジ代まで含めて選ぶのがコツです。

日本円からハイパーリキッドへ:送金ルート別の手数料と最小額(2026年10月26日時点)
ルート取引所の送付手数料1回の最小/上限その先でかかるもの
bitbank → ETH(Arbitrum)→ 自分のウォレット → USDCに交換 → ハイパーリキッドに入金0.00042 ETH(約153円)手数料ページに記載なしEthereumのガス代もブリッジも不要。入金時にCCTP手数料0.20 USDC、USDCへの交換にスワップ手数料
OKJ → ETH(Arbitrum One)→ 同上0.0005 ETH(約182円)0.01 ETH(約3,643円)同上。OKJは入庫もArbitrum Oneに対応(日本円に戻すときに便利)
SBI VCトレード → USDC(Ethereum)→ 自分のウォレット → ブリッジでハイパーリキッドへ無料出庫は1回100万円が上限交換不要のドル建て。ただしイーサリアムのみで、ブリッジ代(例:Relay 0.12 USDC)とEthereumのガス代がかかる
bitFlyer → SOL → 自分のウォレット(Phantomなど)→ Unit経由でハイパーリキッドへ無料0.002 SOL(Unitの最低入金 0.12 SOL)SOLは販売所のみ(板取引なし・スプレッドは非公表)。着金は約1分。証拠金にするには現物市場でUSDCに売る(テイカー0.07%)
GMOコイン → ETH(Ethereum)→ 自分のウォレット → Unit経由でハイパーリキッドへ無料0.1 ETH(約36,427円)Unitの最低入金 0.007 ETH、着金約5分。Ethereumのガス代がかかる

円換算は2026年10月26日11:24のbitbankの価格(ETH 364,266円、SOL 15,897.5円)で計算した目安です。Relayの手数料は2026年10月15日の見積もり(1,000 USDCあたり)で、固定料金ではありません。Unitの最低額・着金時間は、ハイパーリキッドの入金画面でBTC・ETH・SOLを扱うUnitとハイパーリキッドの公式ドキュメントによるものです。

  • いちばん手順が少なく安い:bitbankかOKJでETHを買い、Arbitrumを選んで自分のウォレットに出金します。Ethereumのガス代もブリッジも要りません。ウォレットでETHをUSDCに替えたら、ハイパーリキッドのDepositから入金します(入金時に0.20 USDCが差し引かれます)。少額のETHはArbitrumのガス代として残しておきます。
  • ドル建てのまま送りたい:SBI VCトレードのUSDCは送付無料ですが、イーサリアムのみで、預かり残高の上限は100万円相当です。買い方と上限の細かいルールはUSDCの買い方で解説しています。
  • SOLで送る:bitFlyerはSOLの送付が無料です。自分のSolanaウォレットで受け取り、ハイパーリキッドのDeposit画面のSolanaアドレス(Unit)へ送ると、現物残高に届きます(最低0.12 SOL、着金約1分)。
  • Ethereum本体のETH:bitFlyer・コインチェック・GMOコインのETHはEthereumのみです。Unit経由なら最低0.007 ETHで入金できますが、UnitのアドレスはEthereumメインネット専用で、ArbitrumなどL2からETHを送ると反映されず、失われるおそれがあります(アプリも警告を表示)。
  • XRPは向かない:送金は安いものの、XRPのままではDEXの証拠金になりません。

画面付きの入金手順はハイパーリキッドの入金方法(国内取引所から)、Arbitrumでのウォレットの設定やETH→USDCの交換はArbitrumの使い方、ウォレットへの送り方はメタマスクへの入金方法を見てください。ライター(Lighter)も12チェーンからの入金に対応しており、新規アカウントは最低5ドルからです(ライターの入金方法)。

OKJの入出金ページの暗号資産の出庫表。ETHのArbitrum Oneは出庫手数料0.0005、最小出庫数量0.01。Ethereum(ERC20)は0.003から0.2
OKJ「入出金・入出庫」ページの暗号資産の出庫表(2026年9月29日時点。2026年10月26日に再確認し変更なし)。ETHはEthereum(ERC20)・Arbitrum One・Optimismから選べ、Arbitrum Oneは手数料0.0005 ETH、最小0.01 ETH。手数料は範囲内で自分で指定する。

ウォレットにUSDCが届いたら

板の厚さと手数料ならハイパーリキッド(HOLYGRAILで最初の2,500万ドルまで4%オフ)。手数料ゼロのStandardアカウント(テイカー0%/メイカー0%)ならライター(718610TDで取引手数料10%の毎週月曜リベート)。

7. 目的別:入口と出口に使う国内取引所

DEXは日本円を直接受け付けません。日本円を国内取引所で暗号資産に替え、自分のウォレットに送り、そこからDEXに入金します。戻すときはその逆です。上の手数料表を、この「入口」と「出口」の目的で読み直すと次のようになります(2026年10月26日時点)。

DEXへの入口:ETHをArbitrumで出せるbitbank・OKJ

この記事で比べた9社のうち、ETHをArbitrumで出金できるのはこの2社です。自分のウォレットに届いたETHをUSDCに替えれば、ブリッジなしでハイパーリキッドに入金できます。bitbankのETHはEthereum・Arbitrum・OP Mainnet(入出金とも対応)、Arbitrum出金は0.00042 ETH(約153円)。OKJのArbitrum One出金は0.0005 ETH(約182円)で、1回の最小は0.01 ETHです。ネットワークの設定やETH→USDCの交換はArbitrumの使い方で解説しています。

ドル建てのまま送る:USDCを出庫できるSBI VCトレード

国内でUSDCを買って自分のウォレットに出庫できるのはSBI VCトレードだけです。出庫手数料は無料ですが、ネットワークはイーサリアムのみ、出庫は1回100万円が上限、預かり残高の上限は100万円相当で、販売所でのみ売買(板取引なし)です。ハイパーリキッドに入れるには、Relayなどのブリッジ代とEthereumのガス代がかかります。電子決済手段等取引業者の登録はコインチェックにもあります(2026年8月27日にUSDCで登録。2026年9月29日時点で送受金対応一覧に未掲載)。買い方はUSDCの買い方へ。

送付手数料を無料にする:GMOコイン・SBI VCトレード・BITPOINT(最小数量に注意)

この3社は全銘柄の送付手数料が無料です。ただしGMOコインのETHは1回0.1 ETH(約36,427円)から、BITPOINTには「日本円を入金してから7日間は、入金額に相当する暗号資産を出金できない」というルールがあり、どちらもETHをArbitrumで出せません。GMOコインは日本円の出金も無料(1回10,000円以上(全額出金なら制限なし))なので、まとまった額を送る人や、日本円の出金を何度もする人に向きます。

DEXから日本円に戻す(出口):ArbitrumのETHを受け取れるbitbank・OKJ

DEXの利益をArbitrumのETHにして、そのまま国内取引所に入金できるのがこの2社です。bitbankはArbitrumでの入金が無料、OKJはArbitrum One上のETHを入庫可(無料・最小0.001 ETH)です。ほかの多くはEthereum本体でしか受け付けないため、いったんブリッジする手間とガス代がかかります。日本円の出金手数料はbitbank 550円/770円、OKJ 400円(100万円未満)/770円/1,320円です。手順は仮想通貨を日本円に換金する方法にまとめています。

すでにコインチェック・bitFlyerの口座がある場合

そのまま使えます。ただしETHのネットワークは、コインチェックがイーサリアム(メインネット)のみ(Arbitrum非対応)、bitFlyerがイーサリアム(ERC-20)のみ(Arbitrum非対応)です。送金手数料はコインチェックが変動制(0.005 ETH〜)、bitFlyerが0.005 ETHで、bitbankのArbitrum出金(0.00042 ETH)の約12倍かかります。bitFlyerはSOLの送付が無料なので、SOLを自分のウォレットに送り、ハイパーリキッドの入金画面(Unit)から入れる方法もあります。ただしSOLは販売所のみ(板取引なし・スプレッドは非公表)です。

口座は2つあると動きやすい:入口と出口で得意な取引所が違ううえ、出庫が止まる例(楽天ウォレットは2026年8月19日から暗号資産の出庫を一時停止中)や定期メンテナンス(SBI VCトレードは毎週水曜12:00〜13:00)もあります。国内の取引所どうしでも送れない組み合わせがあります(GMOコインの場合:MetaMaskなどのプライベートウォレットへは送付可。bitFlyer・コインチェック・Binance Japanへは送付不可)。

口座の組み合わせの例(2026年10月26日時点の条件)
組み合わせ向いている人理由
bitbank + SBI VCトレードETHでもUSDCでも送りたい人入口と出口はbitbankのArbitrum。USDCはSBI VCトレード(出庫は1回100万円が上限)
OKJ + GMOコイン少額はArbitrum、まとまった額は無料で送りたい人OKJはArbitrum One出金0.0005 ETH・入庫も可。GMOコインは送付無料(1回0.1 ETH以上)・日本円出金無料
bitbank + OKJArbitrumだけで完結させたい人どちらもArbitrumのETHを出せて受け取れる。片方がメンテナンス中でも動ける

DEX向け機能の比較表(9社)

手数料の表にはない「DEXに送る・DEXから戻す」ための項目です。暗号資産の売買を業として提供できるのは金融庁に登録した業者だけで、9社とも登録業者です(登録番号は金融庁の暗号資産交換業者登録一覧による)。

国内取引所のDEX向け機能の比較(2026年10月26日時点)
取引所金融庁登録(関東財務局長)ETHの出金ネットワークUSDCの出庫ArbitrumのETHの受け取り
bitbank 第00004号 Ethereum・Arbitrum・OP Mainnet(入出金とも対応) 取扱なし ○ 入金無料
OKJ 第00020号 Ethereum(ERC20)・Arbitrum One・Optimism 取扱なし ○ Arbitrum One上のETHを入庫可(無料・最小0.001 ETH)
SBI VCトレード 第00011号 イーサリアム(メインネット)のみ(Arbitrum非対応) ○ イーサリアムのみ・出庫は1回100万円が上限・販売所でのみ売買(板取引なし) ×(Ethereumのみ)
BITPOINT 第00011号(SBI VCトレード) Ethereum(ERC-20) 取扱なし ×(L2の記載なし)
GMOコイン 第00006号 Ethereum(L2の記載なし) 取扱なし ×(L2の記載なし)
コインチェック 第00014号 イーサリアム(メインネット)のみ(Arbitrum非対応) △ 2026年8月27日にUSDCで登録(2026年9月29日時点で送受金対応一覧に未掲載) ×(Ethereumのみ)
bitFlyer 第00003号 イーサリアム(ERC-20)のみ(Arbitrum非対応) 取扱なし ×(ERC-20のみ)
BitTrade 第00007号 ETHはイーサリアム(ERC20)のみ(ARBトークンはArbitrum One) 取扱なし ×(ETHはERC20のみ)
楽天ウォレット出庫停止中 第00015号 Ethereum(ERC-20) 取扱なし ×

出典:金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」(2026年10月26日に再確認)、各社の手数料・入出金ページとFAQ。BITPOINTはSBI VCトレードが運営する「BITPOINTサービス」(VCTRADEサービスとは別ルール)のため、登録はSBI VCトレードのものです。ハイパーリキッドは金融庁の暗号資産交換業者登録一覧(令和8年9月30日現在)に掲載なしです。

8. 取引所別の送金手数料と注意点

ネットワークごとの手数料、円換算の目安、最小送付数量です。送金の上限やアドレス登録など、つまずきやすい点も添えました。

bitbank(ビットバンク)の送金手数料

通貨ネットワーク送付手数料円換算の目安最小送付数量
BTCBitcoin0.0006 BTC約7,537円—
ETHEthereum0.005 ETH約1,821円—
ETHArbitrum0.00042 ETHDEX向きの最安クラス約153円—
ETHOP Mainnet0.00042 ETH約153円—
XRPXRP Ledger0.1 XRP約20円—
SOLSolana0.009 SOL約143円—
  • ETHのネットワークはEthereum・Arbitrum・OP Mainnet(入出金とも対応)。DEXから日本円に戻すときも、ArbitrumのETHのまま入金できます。
  • 最小出金数量は手数料ページに記載がありません。取引所宛ての送付は、bitbankの「直接送付が可能な暗号資産交換業者」一覧にある業者だけです。
  • 入金時の注意:入金後に「未反映入金への情報登録」(送付人情報)をしないと口座に反映されない(bitbankの入金ルール)。

GMOコインの送金手数料

通貨ネットワーク送付手数料円換算の目安最小送付数量
BTCBitcoin無料0円0.02 BTC
ETHEthereum(L2の記載なし)無料0円0.1 ETH
XRPXRP Ledger無料0円50 XRP
SOLSolana無料0円0.1 SOL
  • 送付手数料は無料ですが、1回の最小数量が0.1 ETH・50 XRP・0.1 SOL・0.02 BTCです。例外:最小数量未満でも、全数量を送る場合(またはGMOコイン内のアドレス宛て)は送付できる。
  • 新しい宛先:新しく登録した宛先へは、審査完了メールから24時間たつまで送付できない。急ぐときは前日までに宛先を登録しておきます。
  • ペイジーで入金した場合:ペイジー入金額に相当する暗号資産は7日間送付できない。
  • 入出金ページはETHのネットワークを明記しておらず、ArbitrumなどのL2も載っていません(2026年10月26日確認)。DEX向けにL2で出したいならbitbankかOKJです。
GMOコインの入出金ページのETHのお預入・ご送付の表。手数料は無料、ご送付の最小数量は1回0.1 ETH、所要時間は最短10分
GMOコイン「入出金・振替」ページのETHの欄(2026年9月29日時点。2026年10月26日に再確認し変更なし)。送付手数料は無料だが、最小数量は1回0.1 ETH、所要時間は最短10分。

bitFlyer(ビットフライヤー)の送金手数料

通貨ネットワーク送付手数料円換算の目安最小送付数量
BTCBitcoin0.0004 BTC約5,025円0.001 BTC
ETHEthereum(ERC-20のみ)0.005 ETH約1,821円0.001 ETH
XRPXRP Ledger無料0円20 XRP
SOLSolana無料0円0.002 SOL
  • ETHはイーサリアム(ERC-20)のみ(Arbitrum非対応)です。送付先の外部アドレスは、メールのリンクから事前に登録します。
  • トラベルルール上の送付先:プライベートウォレットへはXRP・SOLを含む全銘柄を送付可。国内で送れるのはbitFlyerとコインチェックだけで、そこへはXRP・SOLを送れない。

コインチェック(Coincheck)の送金手数料

通貨ネットワーク送付手数料円換算の目安最小送付数量
BTCBitcoin0.0005 BTC(変動制)約6,281円〜—
ETHEthereum のみ変動制(0.005 ETH〜)約1,821円〜—
XRPXRP Ledger0.15 XRP約30円—
SOLSolana0.01 SOL約159円—
  • BTC・ETH・ERC-20トークンの送金手数料は、ネットワーク手数料に連動する変動手数料制です(ETHは変動制(0.005 ETH〜))。
  • ETHのネットワークはイーサリアム(メインネット)のみ(Arbitrum非対応)。最小送金数量:一律の最小送金数量は手数料ページに記載なし(送金可能額=保有数量−送金手数料)。
  • コインチェックのユーザー同士の送金は無料。送金先の登録と送金申請にはパスキー認証が必要です。
  • USDC:電子決済手段等取引業者として2026年8月27日にUSDCで登録(2026年9月29日時点で送受金対応一覧に未掲載)。

SBI VCトレードの送金手数料

通貨ネットワーク送付手数料円換算の目安最小送付数量
BTCBitcoin無料0円—
ETHEthereum のみ無料0円—
XRPXRP Ledger無料0円—
SOLSolana無料0円—
USDCEthereum のみ無料出庫は1回100万円が上限0円—
  • 暗号資産・USDCとも出庫手数料は無料。ネットワークはETH・USDCともイーサリアム(メインネット)のみ(Arbitrum非対応)です。
  • USDCは出庫は1回100万円が上限、預かり残高の上限は100万円相当。上限を超える分は複数回に分けて出庫。ただし同じアドレスへ短い間隔で出庫することは制限される。
  • 出庫先アドレスの登録:出庫先アドレスの事前登録(宛先ラベル・受取先名称・所在国・移転の目的)と2要素認証が必要。

BITPOINT(ビットポイント)の送金手数料

通貨ネットワーク送付手数料円換算の目安最小送付数量
BTCBitcoin無料0円0.001 BTC
ETHEthereum(ERC-20)無料0円0.02 ETH
XRPXRP Ledger無料0円5 XRP
SOLSolana無料0円0.03 SOL
  • BITPOINTは現在、SBI VCトレードが運営する「BITPOINTサービス」(VCTRADEサービスとは別ルール)です。出金手数料は無料。
  • 日本円入金後の制限:日本円を入金してから7日間は、入金額に相当する暗号資産を出金できない。日本円を入れてすぐ買って送る、という使い方はできません。
  • 新しく登録・変更した送付先へは、一定期間出金が制限されます。

OKJ(オーケージェー)の送金手数料

通貨ネットワーク送付手数料円換算の目安最小送付数量
BTCBitcoin0.0005〜0.02 BTC(範囲内で指定)約6,281円〜0.0001 BTC
ETHEthereum(ERC20)0.003〜0.2 ETH(範囲内で指定)約1,093円〜0.01 ETH
ETHArbitrum One0.0005 ETHDEX向き約182円0.01 ETH
ETHOptimism0.0005〜0.001 ETH約182円〜0.01 ETH
XRPXRP Ledger0.2〜5 XRP約41円〜10 XRP
SOLSolana0.01〜0.05 SOL約159円〜0.01 SOL
  • 出庫手数料は、公式ページの範囲内で自分で指定する方式です。全暗号資産の合計で1日あたりの上限があります。
  • ETHはArbitrum Oneへの出庫に加え、Arbitrum One上のETHを入庫可(無料・最小0.001 ETH)。
  • 送付先:MetaMaskなどのプライベートウォレットへ出庫可。

楽天ウォレットの送金手数料

2026年8月19日から暗号資産の出庫を一時停止中。取引と入庫は通常どおりですが、外部のウォレットやDEXへは送れません。再開時期は未定です(公式のお知らせ)。

通貨ネットワーク送付手数料円換算の目安最小送付数量
ETHEthereum(ERC-20)0.005 ETH約1,821円—
XRPXRP Ledger0.3 XRP約61円—
SOLSolana0.05 SOL約795円—
  • 出庫が再開された場合の手数料は上の表のとおりで、ETHのネットワークはERC-20のみ(選択不可)です。
  • 日本円の出金も2026年8月21日から日本円出金の上限を一時的に変更中です。

BitTrade(ビットトレード)の送金手数料

通貨ネットワーク送付手数料円換算の目安最小送付数量
BTCBitcoin0.0005 BTC約6,281円—
ETHEthereum(ERC20)のみ0.005 ETH約1,821円—
XRPXRP Ledger0.1 XRP約20円—
SOLSolana0.01 SOL約159円—
  • 比較記事で「送金無料」とされることがありますが、公式の手数料表では有料です。ネットワーク:ETHはイーサリアム(ERC20)のみ(ARBトークンはArbitrum One)。
  • 最小出金数量は手数料ページに記載がありません。

9. 送金にかかる時間

送金時間は「取引所の処理(審査)」と「ブロックチェーンの承認」の合計です。多くの取引所は顧客の資産をオフラインで保管しているため、ボタンを押してすぐ送られるとは限りません。

取引所の処理とDEX側の着金の目安(2026年9月29日時点の公式情報)
場面目安・ルール
GMOコインのETH送付最短10分(BTCは最短30分)。新しく登録した宛先へは、審査完了メールから24時間たつまで送付できない
SBI VCトレードの出庫平日10時までの出庫依頼は原則として翌銀行営業日までに出庫
bitFlyer・OKJ手数料ページに所要時間の記載なし。bitFlyerは「当社での確認完了後」に送付を反映、OKJは「受付次第、順次出庫処理」
BITPOINT新しい送付先は一定期間制限。日本円を入金してから7日間は、入金額に相当する暗号資産を出金できない
ハイパーリキッド(Unit経由)ETH 約5分、SOL 約1分、BTC 約30分
ライター通常は数分以内

初めての宛先には、まず少額でテスト送金するのが安全です(送金トラブルと対処法)。

10. 送金トラブルと対処法:ネットワーク違い・タグ・反映されない

送金の失敗は、ほとんどが送る前の確認不足です。よくある4つと、起きたときの動き方です。

  1. ネットワークを間違えた:同じETHでも、ArbitrumのETHをEthereum専用のアドレス(ハイパーリキッドのUnitのETHアドレスなど)に送ると反映されず、失われるおそれがあります。受け取り側がそのネットワークに対応していない場合も同じです。取引所宛てなら問い合わせれば戻せることもありますが、手数料がかかります。GMOコインの場合は対応銘柄の誤送付は数量の10%(上限3万円相当)、未対応チェーン・銘柄は金額の20%(下限5万円)です(2026年10月26日確認)。送る前に、出金画面のネットワーク名と、受け取り側の入金画面のネットワーク名が同じかを確かめます。
  2. タグ・メモを入れ忘れた:XRPやXLMは、アドレスのほかに宛先タグやメモで受取人を区別する取引所があります。BITPOINTの説明では、入金は暗号資産・アドレス・ネットワーク・タグやメモ(XRPはタグ)が完全に一致している必要があるとされています。楽天ウォレットの案内でも、XRP・XLM・TONなどは「宛先タグ」「メモ」の入力も必要とされています。抜けると自動で反映されず、問い合わせが必要になります。
  3. 着金が反映されない:まず出金履歴でトランザクションID(txid)を確かめ、ブロックエクスプローラーで承認されているか見ます。承認済みでも、受け取り側のルールで止まることがあります。bitbankは入金後に「未反映入金への情報登録」(送付人情報)をしないと口座に反映されない、GMOコインはXLM・SOLなどで最小預入数量に満たない入金は口座に自動で反映されず、【未反映リスト】にも出ない、OKJは入庫が「審査待ち」のときはOKJ側で審査事項が生じている状態で、必要ならOKJからメールが届く(急ぐ場合は問い合わせフォーム)です。
  4. テスト送金をする:初めての宛先には、まず少額を送って着金を確かめてから本番を送ります。ただし最小送付数量より少なくは送れません(GMOコインのETHなら0.1 ETH=約36,427円)。新しい宛先には待ち時間がある取引所もあります(GMOコイン:新しく登録した宛先へは、審査完了メールから24時間たつまで送付できない)。

送金と税金:国税庁FAQ(令和7年12月最終改訂)が所得の生じる取引として挙げるのは売却・商品の購入・暗号資産同士の交換で、自分の口座やウォレットの間で移すだけの送金を所得とする問はない(2026年10月26日確認)。ただし、送った先でETHをUSDCに替えるなど暗号資産どうしを交換する取引は別で、国税庁FAQでは暗号資産同士の交換も課税対象(交換時に譲渡したものとして計算)とされています。DEXでの損益の計算はDEX・ハイパーリキッドの税金と確定申告へ。税務上の助言ではありません。個別の扱いは税務署か税理士に確認してください。

11. 日本円の出金手数料一覧

DEXで取引したあと日本円に戻すときは、暗号資産を国内取引所に入金して売り、銀行に出金します。この出金手数料も取引所で違います。

日本円の出金手数料(2026年10月26日時点)
取引所出金手数料補足
bitbank550円/770円3万円以上の出金は770円
GMOコイン無料1回10,000円以上(全額出金なら制限なし)
bitFlyer220〜770円三井住友銀行か否か・3万円以上か未満かで変わる
コインチェック407円
SBI VCトレード無料
BITPOINT月1回無料(2回目以降330円/回)
OKJ400円(100万円未満)/770円/1,320円
楽天ウォレット300円2026年8月21日から日本円出金の上限を一時的に変更中
BitTrade330円

出典:各社の手数料ページ(9社とも2026年10月26日に再確認、変更なし)。

ETHを日本円に換金するときにかかるのは、①取引所へ入金するときのネットワーク手数料(ガス代)、②売るときの取引手数料または販売所のスプレッド、③上の日本円の出金手数料の3つです。入金から売却・出金までの手順は仮想通貨を日本円に換金する方法で解説しています。

戻すときの入金ネットワークにも注意します。Arbitrum上のETHを受け付けるのはbitbankとOKJで、ほかの多くはEthereumのみです。ハイパーリキッドからの出金手順は日本円に戻す方法にまとめています。

12. トラベルルールでDEX・ウォレットへ送れない時

国内取引所から暗号資産を送るときは、トラベルルール(送金人・受取人の情報を送金先の業者に通知するルール)に沿って、送付先の種類と受取人の情報を登録します。DEXは送付先の「取引所」ではなく、自分のウォレット(プライベートウォレット)を送付先にします。

自分のウォレット(MetaMaskなど)へ送れるか(2026年9月29日時点)
取引所各社の説明
bitbank可能。送付先で「プライベートウォレット」を選び、受取人情報と出金目的を登録する
GMOコインMetaMaskなどのプライベートウォレットへは送付可。bitFlyer・コインチェック・Binance Japanへは送付不可
bitFlyerプライベートウォレットへはXRP・SOLを含む全銘柄を送付可。国内で送れるのはbitFlyerとコインチェックだけで、そこへはXRP・SOLを送れない
コインチェックMetaMaskなどのプライベートウォレットへはほとんどの暗号資産を送金可
SBI VCトレード出庫先アドレスの事前登録(宛先ラベル・受取先名称・所在国・移転の目的)と2要素認証が必要
OKJMetaMaskなどのプライベートウォレットへ出庫可

送れないときによくある原因は次のとおりです。

  1. 送付先の種類を「取引所」にしている:自分のウォレットなら「プライベートウォレット」を選び、受取人は本人として登録します。
  2. 取引所の送付先リストにない:国内の取引所どうしでも送れない組み合わせがあります(例:GMOコインからbitFlyer・コインチェックへは送れない)。いったん自分のウォレットを経由するのが確実です。
  3. DEXやブリッジのアドレスを直接登録している:ハイパーリキッドの旧ブリッジは、送ってきたアドレスのアカウントに入金を反映します(公式ドキュメント)。取引所から直接送ると、取引所のアドレスの入金扱いになります。
  4. ネットワークの違い:ArbitrumのETHをEthereumのアドレス宛てに選ぶ、SBI VCトレードにArbitrumのUSDCを送る、などは資産を失う原因になります。

トラベルルールの回避方法や、登録情報を偽る方法を紹介する情報もありますが、規約違反で口座が止まる原因になります。各社のルールどおり、正しい情報で登録してください。

楽天ウォレットのお知らせ「暗号資産の出庫サービス一時停止のお知らせ」2026年8月19日。対象サービスは暗号資産の出庫、取引と入庫は通常どおり
楽天ウォレットのお知らせ「暗号資産の出庫サービス一時停止のお知らせ」(2026年8月19日付、2026年9月29日に確認)。取引と入庫は通常どおりだが、外部への出庫は再開時期未定(2026年10月26日時点で、お知らせ一覧に再開の告知なし)。

DEXで得た利益の税金と確定申告はDEX・ハイパーリキッドの税金と確定申告で扱っています。目的別の口座の選び方は目的別:入口と出口に使う国内取引所にまとめています。日本からDEXを使う流れ全体は日本からDEXを使うガイドにまとめました。

13. よくある質問

イーサリアム(ETH)の出金手数料が安い取引所は?

2026年10月26日時点では、ネットワークをArbitrumかOP Mainnetにできるbitbankが最安で、出金手数料は0.00042 ETH(2026年10月26日11:24の価格で約153円)です。Ethereum本体へ出すなら、GMOコイン・SBI VCトレード・BITPOINTが無料です(最小数量:GMOコインは1回0.1 ETH以上、BITPOINTは1回0.02 ETH以上)。有料の取引所は安い順に、OKJが0.003 ETH〜(範囲内で指定)、bitbankが0.005 ETH、bitFlyerが0.005 ETH、コインチェックが0.005 ETH〜(変動制)、BitTradeが0.005 ETHです。送り先のウォレットやDEXがArbitrumに対応していれば、L2で出すのが安く済みます。

ビットコイン(BTC)の送金手数料が安い取引所は?

2026年10月26日時点では、GMOコイン・SBI VCトレード・BITPOINTが無料です(最小数量:GMOコインは1回0.02 BTC以上、BITPOINTは1回0.001 BTC以上)。有料の取引所ではbitFlyerの0.0004 BTC(約5,025円)が最も安く、高いのはbitbankの0.0006 BTC(約7,537円)です。円換算は2026年10月26日11:24のBTC価格(12,561,917円)による目安です。

送金手数料が安い仮想通貨は?

2026年10月26日11:24の価格で円に直すと、有料の国内取引所で最も安く送れるのは、比べた6通貨(XLM・POL・XRP・TRX・SOL・ArbitrumのETH)ではXLM(bitbank 0.01 XLM=1円未満)、次にPOL(OKJ 0.5〜1 POL=約7円〜)、XRP(bitbank 0.1 XRP=約20円)です(2026年10月26日確認)。無料の取引所もありますが、1回の最小数量があります。ただしXLM・POL・XRP・TRXはそのままではハイパーリキッドに入金できないので、DEXに送るならArbitrumのETH(bitbank 0.00042 ETH=約153円)かSOLを選びます。

ステラルーメン(XLM)やトロン(TRX)の送金手数料は?

2026年10月26日時点で、XLMはbitbankが0.01 XLM、コインチェックが0.01 XLM、BitTradeが0.01 XLM、OKJが2〜10 XLM(範囲内で指定)(最小1 XLM)、無料はbitFlyer(最小2 XLM)・GMOコイン(最小60 XLM)です。TRXはBitTradeが1 TRX、bitbankが3 TRX、OKJが5〜10 TRX(範囲内で指定)(最小20 TRX)、コインチェックが6 TRX、無料はBITPOINT(最小50 TRX)で、bitFlyerは送付・預入に非対応(売買のみ)です。XLMは送り先によってメモの入力が必要です。

イーサリアムを日本円に換金するときの手数料は?

国内取引所に入金して売り、銀行に出金するまでに、①入金時のネットワーク手数料(ガス代。取引所への入金手数料自体は多くが無料)、②売るときの取引手数料または販売所のスプレッド、③日本円の出金手数料がかかります。③はGMOコインが無料、SBI VCトレードが無料、bitbankが550円/770円、コインチェックが407円です。ArbitrumのETHのまま入金できるのはbitbankとOKJで、Ethereum本体のガス代を避けられます。

リップル(XRP)を送金する手数料はいくらですか?

取引所によって違います。bitFlyer・GMOコイン・SBI VCトレード・BITPOINTは無料(最小はbitFlyerが20 XRP、GMOコインが50 XRP、BITPOINTが5 XRP)、bitbankは0.1 XRP、BitTradeは0.1 XRP、コインチェックは0.15 XRP、OKJは0.2〜5 XRPです(2026年10月26日時点)。送るときは宛先タグも入力します。XRPのままではハイパーリキッドなどのDEXの証拠金にはなりません。

USDCの送金手数料はいくらですか?

2026年10月26日時点で、国内でUSDCを自分のウォレットへ出庫できるのはSBI VCトレードだけで、出庫手数料は無料です。ネットワークはイーサリアムのみ、出庫は1回100万円が上限です。自分のウォレットからハイパーリキッドへ送るときはブリッジ代とEthereumのガス代がかかります(2026年10月15日のRelayの見積もりで1,000 USDCあたり0.12 USDC)。

送金にガス代はかかりますか?

取引所から出金するときは、ネットワーク手数料(ガス代)は取引所の送金手数料に含まれていて、別に払う必要はありません。自分のウォレットから送るときは、そのチェーンのガス代を自分で払います。ArbitrumでUSDCを1回送るガス代は、2026年10月26日11:27に実際の送金で測ると約0.0000013 ETH(1円未満)でした。Ethereum本体は混雑で大きく変わります。

ビットコイン(BTC)の送金手数料は高すぎませんか?

国内取引所のBTC送付手数料は、bitbankで0.0006 BTC(約7,537円)、コインチェックで0.0005 BTC(変動制)、bitFlyerで0.0004 BTCです。BTCの価格が高いぶん、円に直すと数千円になります。無料のGMOコイン・SBI VCトレード・BITPOINTを使うか(GMOコインは1回0.02 BTC)、DEXへの入金が目的ならETH(Arbitrum)やSOLで送る方が安く済みます。

コインチェックの送金手数料は高すぎませんか?

コインチェックのETHとBTCは、ネットワーク手数料に合わせて段階が変わる変動手数料制です。ETHは最も安い段階でも0.005 ETHで、2026年10月26日11:24の価格で約1,821円です。ETHのネットワークはイーサリアム(メインネット)のみ(Arbitrum非対応)です。DEXに送るなら、Arbitrumで出金できるbitbank(0.00042 ETH)やOKJ(0.0005 ETH)の方が安くなります。コインチェックのユーザー同士の送金は無料です。

コインチェックの最低送金額はいくらですか?

コインチェックの手数料ページには、通貨ごとの一律の最小送金数量の表はありません(2026年10月26日確認)。FAQでは「送金可能額」を保有数量から送金手数料を差し引いた数量と説明しています。XYMのように通貨別のFAQがあるものは、そちらで確認してください。

仮想通貨の送金手数料が無料の取引所は?

GMOコイン・SBI VCトレード・BITPOINTは全銘柄の送付手数料が無料です。ただし条件があります。GMOコインは1回あたりの最小数量が0.1 ETH(約36,427円)、50 XRPと大きく、BITPOINTには「日本円を入金してから7日間は、入金額に相当する暗号資産を出金できない」という制限があります。SBI VCトレードのETHとUSDCはEthereumのみです。bitFlyerもXLM・XRP・SOLは無料です(最小数量あり)。

送金したのに反映されないときは?

まず取引所の出金履歴でトランザクションID(txid)を確かめ、ブロックエクスプローラーで承認されているかを見ます。承認済みなのに受け取り側の残高に出ないときは、受け取り側のルールを確認します。bitbankは入金後に「未反映入金への情報登録」(送付人情報)をしないと口座に反映されない、GMOコインはXLM・SOLなどで最小預入数量に満たない入金は口座に自動で反映されず、【未反映リスト】にも出ない、OKJは入庫が「審査待ち」のときはOKJ側で審査事項が生じている状態で、必要ならOKJからメールが届く(急ぐ場合は問い合わせフォーム)です。ネットワークやタグを間違えた場合は、取引所に問い合わせます。GMOコインの場合、誤送付の調査などの手数料は対応銘柄の誤送付は数量の10%(上限3万円相当)、未対応チェーン・銘柄は金額の20%(下限5万円)です(2026年10月26日確認)。

仮想通貨を送金すると税金はかかりますか?

国税庁FAQ(令和7年12月最終改訂)が所得の生じる取引として挙げるのは売却・商品の購入・暗号資産同士の交換で、自分の口座やウォレットの間で移すだけの送金を所得とする問はない(2026年10月26日確認)。ただし、送った先でETHをUSDCに替えるなど暗号資産どうしを交換する取引は別で、国税庁FAQでは暗号資産同士の交換も課税対象(交換時に譲渡したものとして計算)とされています。個別の扱いは税務署か税理士に確認してください。

国内取引所の口座は何社あると便利ですか?

DEXを使うなら2社あると動きやすくなります。入口と出口をArbitrumで完結できるbitbank・OKJを1つ、もう1つはUSDCのSBI VCトレードか、日本円の出金が無料のGMOコインです。メンテナンスや送金の制限(GMOコインでは新しく登録した宛先へは、審査完了メールから24時間たつまで送付できないなど)で片方が使えない時の予備にもなります。

DEXに送るならどの取引所がいい?

ハイパーリキッドに入れるなら、ETHをArbitrumで出金できるbitbank(0.00042 ETH)かOKJ(0.0005 ETH、最小0.01 ETH)が安く、手順も少なく済みます。ドル建てのまま送りたいならSBI VCトレードのUSDC(出庫は1回100万円が上限)です。どちらも自分のウォレットで受け取ってから入金します。

取引所からDEXに直接送金できますか?

避けてください。ハイパーリキッドの旧ブリッジは、送ってきたアドレスのアカウントに入金を反映する仕組みなので、取引所から直接送ると取引所のアドレスの入金扱いになり、あなたの残高に入りません。いったんMetaMaskなど自分のウォレットで受け取り、そこから入金してください。

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