仮想通貨の税金計算シミュレーションのイメージ:電卓と金貨、税率が段階的に上がる累進課税を表す階段

結論:①会社員は、仮想通貨の利益(手数料などを引いた後)が年20万円を超えたら確定申告。20万円以下でも住民税の申告は原則必要です。②税率は所得税5%〜45%(本業と合算した所得で決まる)+住民税10%+復興特別所得税。③年収500万円の会社員が100万円の利益なら、税金は約192,911円(利益の約19.3%)増えます。④「20%の分離課税」は2026年3月31日に成立した改正の話で、対象は国内の登録業者での売却などに限られ、開始日はまだ決まっていません。本ページは概算で、税務上の助言ではありません。最終判断は税務署または税理士に確認してください。

1. 計算ツール:年収と仮想通貨の利益から税額を概算

入力すると即座に再計算します。結果は「仮想通貨の利益があることで増える税額」です。給与から天引きされている所得税・住民税は含みません。

条件
仮想通貨の利益で増える税金(2026年分の概算)
仮想通貨の所得(利益−経費)1,000,000円
所得税の増加91,000円
復興特別所得税(所得税の2.1%)1,911円
住民税(所得割10%)100,000円
合計192,911円 (利益の約19.3%)
所得税の区分課税所得2,770,000円・最高10%の区分
申告確定申告が必要です(期限は原則翌年3月15日)。

もし改正後の20%分離課税(所得税15%+住民税5%+復興特別所得税)の対象だったら

203,150円 (現行より10,239円多い)

対象は国内の登録業者に対する特定暗号資産の売却などだけで、開始日は未定です(第6章)。この欄は20万円ルールを当てはめずに計算しています。DEXや海外取引所の利益は、改正後も左の現行の計算のままと読めます(海外取引所の注意点)。

計算の前提(概算である理由)
  • 所得税は国税庁の速算表(No.2260)、給与所得控除(No.1410)と基礎控除(No.1199)は令和8年分・令和9年分の金額です(令和8年12月1日施行(令和8年分から適用))。給与収入660万円未満の給与所得は本来「所得税法別表第五」の表で求めるため、数千円の差が出ることがあります。
  • 社会保険料は、入力しなければ年収の15%で仮置きしています(事実ではなく目安)。源泉徴収票の「社会保険料等の金額」を入れると正確になります。
  • 住民税は所得割(10%)だけを、基礎控除43万円(東京都主税局が示す令和8年度分の額。2026年の所得にかかる令和9年度分も同額と仮定)で計算しています。調整控除・非課税限度額・均等割(標準4,000円、ほかに森林環境税1,000円)は含めていません。住民税は利益の出た翌年度(6月ごろから)に課税されます。
  • 2027年分は、復興特別所得税1.1%と防衛特別所得税1%で計算しています(No.2260の記載)。控除額は令和9年分の金額です。
  • 会社員で仮想通貨の所得が20万円以下の場合は、所得税の確定申告が不要なため所得税の増加を0円にしています。医療費控除などで確定申告をする場合の扱いは税務署に確認してください。
  • 損失(マイナス)は0円として扱います。損失は給与など他の所得と通算できない(FAQ 2-11)。扶養控除・配偶者控除・ふるさと納税・住宅ローン控除などは「その他の所得控除」に入れない限り考慮していません。

2. 早見表:仮想通貨の利益20万・50万・100万・300万・800万・1000万円の税金(年収別・改正後の比較)

冒頭の早見表に年収700万円・1,000万円の列と、改正後の20%分離課税だった場合の額を加えた詳しい版です。上のツールと同じ計算で、年収別・利益別の「増える税金の合計」を出しました(2026年分、社会保険料は年収の15%で仮置き、経費0円、ほかの控除なし)。各セルの下段は、同じ利益が改正後の20%分離課税の対象だった場合の額です。

仮想通貨の利益で増える税金の早見表(所得税+復興特別所得税+住民税、2026年分の概算)
利益\年収年収300万円年収500万円年収700万円年収800万円年収1,000万円
20万円 20,000円(10%)改正後なら 40,630円20,000円(10%)改正後なら 40,630円20,000円(10%)改正後なら 40,630円20,000円(10%)改正後なら 40,630円20,000円(10%)改正後なら 40,630円
30万円 45,315円(15.1%)改正後なら 60,945円51,441円(17.1%)改正後なら 60,945円91,260円(30.4%)改正後なら 60,945円91,260円(30.4%)改正後なら 60,945円91,260円(30.4%)改正後なら 60,945円
50万円 75,525円(15.1%)改正後なら 101,575円91,861円(18.4%)改正後なら 101,575円152,100円(30.4%)改正後なら 101,575円162,310円(32.5%)改正後なら 101,575円152,100円(30.4%)改正後なら 101,575円
70万円 105,735円(15.1%)改正後なら 142,205円132,281円(18.9%)改正後なら 142,205円212,940円(30.4%)改正後なら 142,205円223,150円(31.9%)改正後なら 142,205円212,940円(30.4%)改正後なら 142,205円
100万円 151,050円(15.1%)改正後なら 203,150円192,911円(19.3%)改正後なら 203,150円304,200円(30.4%)改正後なら 203,150円314,410円(31.4%)改正後なら 203,150円304,200円(30.4%)改正後なら 203,150円
300万円 632,846円(21.1%)改正後なら 609,450円832,962円(27.8%)改正後なら 609,450円922,810円(30.8%)改正後なら 609,450円932,918円(31.1%)改正後なら 609,450円973,247円(32.4%)改正後なら 609,450円
500万円 1,251,456円(25%)改正後なら 1,015,750円1,448,713円(29%)改正後なら 1,015,750円1,579,605円(31.6%)改正後なら 1,015,750円1,631,166円(32.6%)改正後なら 1,015,750円1,839,960円(36.8%)改正後なら 1,015,750円
800万円 2,225,316円(27.8%)改正後なら 1,625,200円2,574,702円(32.2%)改正後なら 1,625,200円2,842,408円(35.5%)改正後なら 1,625,200円2,941,956円(36.8%)改正後なら 1,625,200円3,150,750円(39.4%)改正後なら 1,625,200円
1,000万円 3,094,071円(30.9%)改正後なら 2,031,500円3,448,562円(34.5%)改正後なら 2,031,500円3,716,268円(37.2%)改正後なら 2,031,500円3,815,816円(38.2%)改正後なら 2,031,500円4,024,610円(40.2%)改正後なら 2,031,500円

計算:所得税=速算表で「利益あり」と「利益なし」の税額の差。復興特別所得税=その2.1%。住民税=所得割10%の差。利益20万円の行は、会社員は所得税の確定申告が不要なため住民税だけです。「改正後なら」は利益×15%(所得税)+その2.1%+利益×5%(住民税)で、国内の登録業者での売却などにだけ使われる見込みの税率です(開始日未定)。「改正後なら」の欄は20万円ルールを当てはめず一律に計算しています(改正後の申告不要の扱いは、確認した公式資料に記載がないため)。出典:国税庁タックスアンサーNo.2260・No.1410・No.1199・No.1900(2026年10月19日に再確認)、東京都主税局、財務省(2026年9月29日確認)。

読み方のポイントは3つです。第一に、同じ利益でも年収で税額が大きく変わります。利益100万円なら年収300万円で約151,050円、年収1,000万円で約304,200円です。第二に、2026年分は所得税の基礎控除が合計所得489万円以下で104万円に引き上げられたため(令和8年12月1日施行(令和8年分から適用))、年収が低めの人は現行の総合課税のほうが20%より安いことがあります。第三に、利益が数百万円を超えると税率の区分が上がり、1000万円では現行が改正後の20%を大きく上回ります。改正で得をするのは「利益が大きい人」「本業の所得が高い人」です。

3. 利益70万円・800万円の税金はいくら?計算例

答え:年収500万円の会社員なら、利益70万円で約132,281円(利益の約18.9%)、利益800万円で約2,574,702円(約32.2%)の税金が増えます(2026年分の概算)。冒頭の早見表の70万円の行・800万円の行と同じ計算を、手順ごとに分けました。前提も同じで、社会保険料は75万円(年収の15%で仮置き)、経費0円、ほかの控除なしです。

計算例:年収500万円の会社員が仮想通貨で利益を出した場合(2026年分)
手順利益なし利益70万円利益800万円
合計所得(給与所得3,560,000円+仮想通貨の所得)3,560,000円4,260,000円11,560,000円
所得税の基礎控除(No.1199)1,040,000円1,040,000円620,000円
課税所得(社会保険料と基礎控除を引く)1,770,000円2,470,000円10,190,000円
所得税(速算表)と最高税率の区分88,500円(5%)149,500円(10%)1,826,700円(33%)
復興特別所得税(所得税の2.1%)1,858円3,139円38,360円
住民税の所得割(10%、基礎控除43万円)238,000円308,000円1,038,000円
利益で増える税金(右2列−利益なし)—132,281円2,574,702円

計算:国税庁タックスアンサーNo.2260の速算表、No.1410の給与所得控除、No.1199の基礎控除(いずれも令和8年分、2026年10月19日に再確認)。住民税は東京都主税局が示す基礎控除43万円で計算し、調整控除・均等割は含めていません。数千円の誤差はありえます。

利益70万円の場合

  • 確定申告が必要:会社員でも、給与以外の所得が20万円を超えるので所得税の確定申告をします(No.1900、申告期間は翌年2月16日から3月15日まで)。
  • 税率:課税所得が1,770,000円から2,470,000円に増え、所得税は最高10%の区分にかかります。住民税は利益のほぼ10%です。
  • 年収で変わる:同じ70万円でも、年収300万円なら約105,735円、年収800万円なら約223,150円です。
  • 給与がない人:学生や専業主婦(夫)が利益70万円だけなら、所得税は基礎控除(104万円)の範囲内でかからず、住民税が約27,000円です(社会保険料などの控除がない場合)。

利益30万円でも20万円を超えるため、会社員は確定申告が必要です。年収500万円なら約51,441円が増える計算です(30万円の行)。

利益800万円の場合

  • 800万円は「利益」:売却額ではなく、売却額から取得価額と手数料などの経費を引いた額です。取得価額は総平均法の計算ツールで出せます。
  • 税率の区分が上がる:総合課税なので、給与と合わせた課税所得10,190,000円に速算表を当てはめ、最高33%の区分までかかります。合計所得が増えて所得税の基礎控除も1,040,000円から620,000円に下がるため、その分も税額が増えます。
  • 給与がない人:利益800万円だけなら約1,840,689円(利益の約23%)です(国民年金・国民健康保険などの控除がない場合。実際は支払った保険料を差し引けるため、これより少なくなります)。
  • 改正後の20%と比べると:同じ800万円が改正後の20%分離課税の対象だった場合は約1,625,200円です。ただし対象は国内の登録業者に対する特定暗号資産の売却などで、開始日は決まっていません。DEXや海外取引所の利益は、条文上この対象に当たらないと読めます(第6章、分離課税はいつから?DEXは対象?)。

自分の年収・社会保険料・経費を入れた金額は計算ツールで出せます。DEXの取引履歴から利益を出す手順はハイパーリキッド・DEXの税金と確定申告、損失が出た年の扱いは仮想通貨の損失と税金にまとめています。

DEXで取引するなら、利益の計算に使う取引履歴とファンディング履歴をCSVで出せるハイパーリキッドが扱いやすい取引所です。紹介コード HOLYGRAIL で始めると、最初の2,500万ドルの取引高で手数料が4%オフ(ハイパーリキッドを開く)。手数料は経費として利益から引けますが、税率が下がる話ではありません。

4. いくらから申告が必要? 20万円ルールと住民税

「仮想通貨の税金はいくらから?」への答えは、税金そのものは1円の利益からかかり、所得税の確定申告が不要になる例外が「会社員で年20万円以下」です。タックスアンサーNo.1900は、給与を1か所から受けて全額が源泉徴収(年末調整)されている人は、給与所得・退職所得以外の所得の合計が20万円を超える場合に確定申告が必要としています。

国税庁タックスアンサーNo.1900。給与を1か所から受けていて、各種の所得金額の合計額が20万円を超える人は確定申告が必要
国税庁タックスアンサーNo.1900「給与所得者で確定申告が必要な人」(令和8年4月1日現在法令等、2026年9月29日時点。2026年10月19日に再確認し変更なし)。2の「20万円を超える人」が、いわゆる20万円ルール。
仮想通貨の利益と申告の要否(2026年10月19日時点の法令等。No.1900は令和8年4月1日現在法令等)
あなたの状況所得税の確定申告住民税の申告
会社員(給与1か所・年末調整済み)で、仮想通貨の所得が年20万円以下不要(No.1900)原則必要(自治体の案内)
会社員で、仮想通貨の所得が年20万円超必要確定申告をすれば不要
給与収入が2,000万円超、または給与を2か所以上から受けている原則必要(No.1900の1・3)確定申告をすれば不要
給与なし(学生・主婦・無職など)所得の合計が所得控除の合計を超えて税額が出るなら必要(No.2020)自治体の案内に従う
個人事業主・フリーランス20万円の基準はなく、事業所得などと合わせて申告確定申告をすれば不要

注意点は次のとおりです。

  • 20万円は売却額ではなく「所得」。売却額から取得価額と手数料などの経費を引いた額です。複数の取引所・DEXの分も、仮想通貨同士の交換で生じた分(FAQ 1-3)も合算します。
  • 年単位で判定。1月1日〜12月31日の合計です。20万円ずつに分けて売っても、合計が20万円を超えれば申告が必要です。
  • 住民税に20万円ルールはない。さいたま市のQ&Aは、所得税の確定申告が不要な場合でも、暗号資産の取引による所得を含めて原則として住民税の申告が必要と案内しています(手続きは市区町村ごとに確認)。
  • 申告期間は翌年2月16日から3月15日まで(No.2020)。2026年分は2027年に申告します。

申告の手順や、DEXの取引履歴から所得を出す方法はハイパーリキッド・DEXの税金と確定申告で解説しています。

5. 計算式と税率表(2026年分)

ツールの中身は、国税庁の計算手順そのままです。

  1. 給与所得=年収−給与所得控除(下の表)
  2. 仮想通貨の所得(雑所得)=売却額−取得価額−経費(売却の際に支払った手数料は必要経費:FAQ 2-3)。取得価額は総平均法の計算ツールで出せます
  3. 課税所得=給与所得+雑所得−社会保険料−基礎控除−その他の控除(1,000円未満切捨て)
  4. 所得税=課税所得×税率−控除額(速算表)。これに復興特別所得税(2026年分は所得税の2.1%)を加える
  5. 住民税(所得割)=(所得−社会保険料−住民税の基礎控除43万円など)×10%
  6. 「利益あり」と「利益なし」の差が、仮想通貨で増える税金

所得税の速算表

課税される所得金額税率控除額
1,000円〜1,949,000円5%0円
1,950,000円〜3,299,000円10%97,500円
3,300,000円〜6,949,000円20%427,500円
6,950,000円〜8,999,000円23%636,000円
9,000,000円〜17,999,000円33%1,536,000円
18,000,000円〜39,999,000円40%2,796,000円
40,000,000円以上45%4,796,000円

出典:国税庁タックスアンサーNo.2260「所得税の税率」(2026年10月19日に再確認、変更なし)。例:課税所得700万円なら 700万円×23%−636,000円=974,000円。

国税庁タックスアンサーNo.2260の所得税の速算表。1,000円から1,949,000円まで5%、40,000,000円以上45%
国税庁タックスアンサーNo.2260「所得税の税率」の速算表(令和8年4月1日現在法令等、2026年9月29日時点。2026年10月19日に再確認し変更なし)。

給与所得控除と基礎控除(令和8年分・令和9年分)

2026年(令和8年)分から、所得税の給与所得控除の最低額と基礎控除が引き上げられました。改正は令和8年12月1日施行(令和8年分から適用)で、2026年分の年末調整・確定申告から反映されます。

給与所得控除(No.1410)
給与の収入金額控除額
220万円以下74万円
220万円超〜360万円収入×30%+8万円
360万円超〜660万円収入×20%+44万円
660万円超〜850万円収入×10%+110万円
850万円超195万円(上限)
所得税の基礎控除(No.1199)
合計所得金額控除額
489万円以下104万円
489万円超〜655万円67万円
655万円超〜2,350万円62万円
2,350万円超〜2,400万円48万円
2,400万円超〜2,450万円32万円
2,450万円超〜2,500万円16万円
2,500万円超0円

出典:国税庁タックスアンサーNo.1410・No.1199(令和8年4月1日現在法令等、2026年10月19日に再確認)。基礎控除は令和10年分以後、別の金額になります。仮想通貨の利益で合計所得が489万円を超えると基礎控除が104万円から下がるため、その分も税額が増えます(ツールは反映済み)。

国税庁タックスアンサーNo.1199の基礎控除の表。令和8年分・令和9年分は合計所得489万円以下で104万円、655万円超2,350万円以下で62万円
国税庁タックスアンサーNo.1199「基礎控除」の表(2026年9月29日時点。2026年10月19日に再確認し変更なし)。令和8年分・令和9年分の列が今回の計算に使う金額。

住民税と、2027年からの復興特別所得税・防衛特別所得税

住民税の所得割は、所得に対して10%(標準税率、総務省)で、基礎控除は所得税より小さい43万円です(東京都主税局)。そのため、給与なしで所得税がかからない人でも住民税はかかることがあります。

復興特別所得税は2026年分まで所得税額の2.1%です。タックスアンサーNo.2260によると、2027年(令和9年)1月1日以後に生ずる所得は復興特別所得税が1.1%に下がり、防衛特別所得税(1%相当)が加わります。ツールで「2027年分」を選ぶとこの内訳で計算します。合計の率(2.1%)は変わりませんが、内訳が変わります。

6. 改正後の20%分離課税と比べると:得する人・変わらない人

「仮想通貨の税金は20%になる」という話は、2026年3月31日に成立した所得税法等の改正のことです。公式資料で確認できる内容は次の枠のとおりです。

早見表で比べると、改正の影響は人によって逆になります。

  • 得をする人:利益が大きい人、本業の所得が高い人。年収700万円・利益300万円なら、現行は約922,810円、改正後の対象なら約609,450円です。
  • むしろ現行のほうが安い人:本業の所得が低めで、利益が小さい人。年収300万円・利益50万円なら、現行は約75,525円、改正後の対象なら約101,575円です。
  • 変わらない人:DEXや海外取引所で取引している人。条文上、国内の登録業者に対する売却などだけが対象なので、改正後も総合課税のままと読めます。

開始時期(いつから)と、どの銘柄が対象になるかの詳しい整理は分離課税はいつから?DEXは対象?、先物・レバレッジ取引の扱いは仮想通貨FX・先物の税金にまとめています。

7. DEX・Perpの利益をこのツールに入れる方法(USDC→円換算)

ハイパーリキッドなどのDEXには国内取引所のような年間取引報告書がありません(FAQ 2-7の整理:国内の交換業者は年間取引報告書(証拠金取引の損益合計を含む)を交付、海外・個人間は自分で確認)。ツールの「利益」「経費」欄には、次のように円に換算した年間の合計を入れます。

  1. 取引履歴をCSVで出す。ハイパーリキッドは「Trade History」「Funding History」から出力できます(取引履歴CSVの出し方)。
  2. 決済ごとの損益を円に換算する。無期限先物の損益はUSDC建てです。国税庁FAQに個人のUSDC建て損益の換算方法の明記はなく、実務では決済日ごとのレートで換算し、使ったレートの出所を記録するのが一般的です(USDC建ての損益と円換算)。
  3. 年をまたぐポジションに注意。国税庁FAQ 2-13は暗号資産信用取引の所得は決済の日の属する年分としています。これは信用取引についての記載で、DEXの無期限先物を名指ししたものではありませんが、決済した年の所得とする扱いが一般的です。
  4. 手数料は経費、ファンディングは履歴を残して確認。売却の際に支払った手数料は必要経費です(FAQ 2-3)。確定損益(Closed PNL)が手数料込みの場合は二重に引かないようにします。ファンディングを名指しした問は国税庁FAQにありません。
  5. 入金前後のスワップも計算に入れる。暗号資産同士の交換も課税対象(交換時に譲渡したものとして計算)(FAQ 1-3)。国内取引所で買ったETHやBTCを別の資産に替えた時点でも損益が出ます。

USDC建ての損益を円に換算して、上のツールに入れる

円換算:—

レートは入力した値だけを使います(当サイトは相場を取得しません)。本来は決済ごとにその日のレートで換算するため、年間の平均レートを使うと誤差が出ます。

国内取引所・海外取引所・DEXの所得はすべて雑所得として合算し、1枚の計算にまとめます。国税庁の「暗号資産の計算書」(Excel)への入れ方は第9章、自動で集計する損益計算ツールの対応表は第8章にまとめています。なお、年間の暗号資産取引の収入金額が300万円を超え帳簿を保存している場合は、原則として事業所得に区分されることがあります(FAQ 2-2)。

取引手数料は必要経費。そもそもの手数料を下げる

手数料は利益から差し引けますが、払わずに済めばそのほうが手元に残ります。ハイパーリキッドの無期限先物はテイカー0.045%/メイカー0.015%。紹介コード HOLYGRAIL で始めると、最初の2,500万ドルの取引高でテイカーが0.0432%(4%オフ)になります。税金が安くなる話ではありません。

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8. 損益計算ツールの対応表(クリプタクト・Koinly・クリプトリンク × Hyperliquid・Lighter)

取引が数百件を超えるなら、取引所やDEXの履歴を取り込んで損益を自動で計算する損益計算ツールが現実的です。ここで出した年間の利益を、上の計算ツールの「利益」欄に入れれば税額の目安が分かります。2026年10月26日に各社の公式の対応一覧・連携ページ・料金ページを確認した結果です。当サイトはどのツールとも紹介関係がありません。

DEXごとの取込方法(2026年10月26日時点、各社の公式一覧より)
DEXクリプタクトKoinlyクリプトリンク
ハイパーリキッド○ 取引履歴・Funding履歴・ステーキング報酬のCSVのファイルアップロード(全プラン)○ ウォレットアドレス(公開鍵)を貼るだけのAPI同期(1ウォレット10,000件まで)○ Trade History・Funding HistoryのCSVを取込(個人基本プラン)
Lighter△ 対応一覧に掲載なし → カスタムファイル○ アドレス+読み取り専用トークンでAPI同期△ 対応一覧に掲載なし → 汎用フォーマット
Aster△ 対応一覧に掲載なし → カスタムファイル○ アドレス+読み取り専用APIウォレットでAPI同期(9月29日確認)△ 対応一覧に掲載なし → 汎用フォーマット
edgeX○ 無期限先物の実現損益CSVのファイルアップロード(全プラン)× edgeXの公式連携ページなし○ 証拠金取引の履歴ファイルを取込(個人基本プラン)

○=公式の一覧・連携ページに掲載。△=一覧になく、自作ファイル(クリプタクトのカスタムファイル、クリプトリンクの汎用フォーマット)で登録する。×=公式の連携ページがない。出典:クリプタクト「対応取引所&ブロックチェーン」(192件)、Koinlyの連携ページ、クリプトリンクの対応取引所リスト。無期限先物の損益は約定履歴だけでなくFunding(ファンディング)履歴も取り込む必要があります。Gtaxは2026年9月27日でサービスを終了し、2026年10月5日にクリプタクトへ統合されました(アカウントとデータは自動で引き継ぎ)。

料金:年間の取引件数で選ぶ(2026年10月26日確認)

ツール無料の範囲有料プラン(年額・年間取引件数)計算方法
クリプタクト(税込)取込は可能、損益の結果表示は50件までBasic 6,600円・300件、Prime 22,000円・2,000件、Pro 38,500円・10,000件、Pro+ 55,000円・50,000件、Pro Unlimited 77,000円・無制限(条件あり)総平均法・移動平均法
Koinly(ドル建て・課税年度ごと)取込と損益のプレビューまで。税務レポートのダウンロードは有料Newbie 49ドル・100件、Hodler 99ドル・1,000件、Trader 199ドル・3,000件FIFO・LIFO・総平均法
クリプトリンク100件(国内取引所のみ。ハイパーリキッド・edgeXは結果が出ない)個人基本プラン3,960円・500件、+オプション10は9,960円を追加で5,000件総平均法・移動平均法

件数の数え方は3社で違います(クリプタクトは1分以内にまとめて表示される前の実際の約定数、Koinlyは入金・出金・交換を1件と数えて細かい約定を1件にまとめる)。Perpは1回の注文が複数の約定に分かれやすく、ファンディングの行も増えるので、まず無料の範囲で取り込んで件数を確かめてからプランを選ぶのが確実です。Koinlyの料金ページに載っている計算方法のうち、国税庁FAQの方法(総平均法・移動平均法)に当たるのは総平均法だけです。

一覧にないDEXは手作業のファイルで。クリプタクトのカスタムファイルは日時・種類・ソース・主軸通貨・取引量・価格・決済通貨・手数料・手数料通貨・コメントの10列で、無期限先物は証拠金が増えたらMARGINGAIN、減ったらMARGINLOSSとして記録します。クリプトリンクは「汎用フォーマット」に書き写して登録し、KoinlyはLighter・Asterを読み取り専用のキーで同期します。どのツールにも、資金の入ったウォレットの秘密鍵やシードフレーズは入力しないでください。

9. 国税庁「暗号資産の計算書」への入力(DEX・USDC建て)

取引が少ないなら、国税庁が配布している「暗号資産の計算書」(Excel、総平均法用・移動平均法用)で自分で計算できます。評価方法の届出をしていなければ総平均法用を使い、1銘柄1枚(1ファイル10枚まで、シートの追加は不可)です。総平均法用は、国内取引所の年間取引報告書の数字を「2」(1枚5社分)に、DEXなど報告書のない取引を円に換算して「3」(1枚13行)に入れると、売却原価と所得金額が自動で計算されます(2026年9月29日に国税庁のExcelを確認)。平均単価の計算だけを試すなら総平均法・移動平均法の計算ツールも使えます。

年間取引報告書の項目と計算書の欄(①〜⑩)

年間取引報告書(FAQ 2-9の項目)と計算書(総平均法用)の欄の対応
年間取引報告書の項目計算書の入力先根拠・注意
②年中購入数量・③年中購入金額「2」の購入 数量・金額FAQ 2-8の入力例どおり
④年中売却数量・⑤年中売却金額「2」の売却 数量・金額FAQ 2-8の入力例どおり
①年始数量・⑧年末数量入力しない「4」の年始残高には前年の計算書の年末残高(H)(I)を記載
⑥移入数量・⑦移出数量そのままは入力しない⑦には暗号資産で支払った分も含まれ、その分は「3」に自分で入れる(FAQ 2-9)
⑨損益合計(証拠金取引)「5」の信用・証拠金(差益)または(差損)欄名からの対応(FAQ 2-8の例には数字がない)
⑩支払手数料「5」の手数料等FAQ 2-8の注記

年間取引報告書は、外貨で行った売買を取引時のTTM(電信売買相場の仲値)で円に換算した金額で記載されます(FAQ 2-9)。暗号資産AをBに交換した分は、Aの売却金額とBの購入金額の両方が、受け取ったBの時価で記載されます(FAQ 2-9③)。

DEX・USDC建ての取引を円に換算して「3」に入れる

  • USDCは法律上、外国通貨ではありません。資金決済法上は電子決済手段で、暗号資産からも外されています(資金決済法第2条第5項が電子決済手段を定義し、第2条第14項第1号が暗号資産の定義から電子決済手段を除いている)。
  • 国税庁FAQに、個人のUSDC(電子決済手段)の問はありません。電子決済手段を扱う問は法人税関係の3-2-1〜3-2-4だけです。
  • 外貨建取引の換算ルールはあります。外貨建取引は、取引日のTTM(電信売買相場の仲値)で円に換算するとされています(所得税基本通達57の3−2)。ただし対象は外国通貨で支払う取引で、USDC建ての取引に当てはまるとは国税庁は述べていません。

このため実務では、取引日のドル円TTMでUSDC額を円に換算し、使ったレートと出所を記録して毎年同じ方法を続けるやり方がよく使われます(国税庁が示した方法ではないので、金額が大きい場合は税理士か税務署に確認してください)。取得価額は購入なら対価+手数料、交換・マイニングなど購入以外なら取得時点の時価なので購入時の手数料を含め、売却時の手数料は「5」の手数料等に入れます。DEXの無期限先物の損益は現物と分けて集計します(考え方はDEXの税金ガイドの無期限先物の章)。

入力例:ハイパーリキッドで現物HYPEを2回買って1回売ったケース(架空の数字)

記入例・架空の数字です。数量、USDCの金額、手数料、為替レートはすべて説明用に作ったもので、実際の相場・TTM・ハイパーリキッドの手数料率とは関係ありません。年始残高はなしとします。

円換算の計算表(記入例・架空の数字)
日付取引約定代金手数料ドル円(架空)計算書に入れる円の金額
3月10日 買い HYPE 20枚 300.00 USDC 0.50 USDC 148.00円 購入等 金額 44,474円(手数料込み)
6月5日 買い HYPE 10枚 400.00 USDC 0.25 USDC 144.00円 購入等 金額 57,636円(手数料込み)
11月20日 売り HYPE 15枚 675.00 USDC 0.40 USDC 155.00円 売却等 金額 104,625円・手数料等 62円
「4 売却原価の計算」と「5 所得金額の計算」(記入例・架空の数字)
欄計算結果
(C)(D)購入等「3」の購入等の合計30.00枚 / 102,110円
(E)総平均単価102,110円 ÷ 30.00枚約3,403.67円
(G)売却原価E × 15.00枚51,055円
(H)(I)年末残高15.00枚 × E51,055円(翌年の年始残高へ)
収入金額計売却価額104,625円
必要経費計売却原価+手数料等62円51,117円
所得金額収入金額計 − 必要経費計53,508円
記入例・架空の数字。計算書①の4と5。購入等30.00枚102,110円、総平均単価3,404、売却原価15.00枚51,055円、年末残高15.00枚51,055円。5は売却価額104,625円、売却原価51,055円、手数料等62円、所得金額53,508円、収入金額計104,625円、必要経費計51,117円
記入例・架空の数字:計算書①の「3」〜「5」(国税庁の総平均法用Excelの欄の配置・数式をもとに当サイトで作成、2026年9月29日)。【参考】の2つの数字を作成コーナーに転記する。

確定申告書等作成コーナーへの転記

  1. 入力の場所:「収入・所得の入力」→「雑所得(業務・その他)」→ 種目「暗号資産」で収入金額と必要経費を入力します(作成コーナーのよくある質問、令和7年分)。
  2. 収入金額と必要経費:計算書の「収入金額計」を収入金額に、「必要経費計」を必要経費に入れます。上の例なら104,625円と51,117円です。
  3. 業務に該当するか:国税庁FAQ 2-2では、年間の暗号資産取引の収入金額が300万円を超えるかどうかなどで区分が変わります。
  4. 支払者の氏名又は名称:作成コーナーの例は取引所名(A交換所)です。DEXの書き方は示されていないので、計算書の取引先と同じ名前(例:Hyperliquid)にしておくと照合しやすくなります。

暗号資産の計算書は確定申告書に添付して提出する必要はないとされていますが、計算書、取引所やDEXの取引履歴、円換算に使ったレートの記録は保存しておきます。DEXの履歴の出し方はハイパーリキッドの取引履歴CSVの出し方にまとめています。

10. よくある質問

仮想通貨で70万円の利益が出たら税金はいくらですか?

年収500万円の会社員(社会保険料は年収の15%と仮定、2026年分)なら、所得税の増加61,000円、復興特別所得税1,281円、住民税70,000円で、合計約132,281円(利益の約18.9%)です。同じ70万円でも、年収300万円なら約105,735円、年収800万円なら約223,150円です。利益が20万円を超えるので、会社員でも所得税の確定申告が必要です。給与がなく利益70万円だけの人は約27,000円です(ほかの控除がない場合)。

仮想通貨で800万円の利益が出たら税金はいくらですか?

年収500万円の会社員なら、所得税の増加1,738,200円(所得税は最高33%の区分)、復興特別所得税36,502円、住民税800,000円で、合計約2,574,702円(利益の約32.2%)です(2026年分の概算)。給与がなく利益800万円だけなら約1,840,689円です(国民年金・国民健康保険などの控除がない場合)。800万円は売却額ではなく、売却額から取得価額と手数料などを引いた利益です。改正後の20%分離課税の対象(国内の登録業者での売却など、開始日は未定)だった場合は約1,625,200円ですが、DEXや海外取引所の利益は条文上この対象に当たらないと読めます。

仮想通貨の利益が30万円でも税金はかかりますか?

かかります。会社員でも給与以外の所得が20万円を超えるので、所得税の確定申告が必要です(タックスアンサーNo.1900)。年収500万円の会社員なら、所得税21,000円+復興特別所得税441円+住民税30,000円で合計約51,441円(利益の約17.1%)です。利益が20万円以下でも住民税はかかり、住民税の申告は原則として必要です。

ビットコインで100万円稼いだら税金はいくらですか?

本業の所得で変わります。年収500万円の会社員(社会保険料は年収の15%と仮定、2026年分)が、手数料などを引いて100万円の利益を得た場合、所得税の増加91,000円、復興特別所得税1,911円、住民税100,000円で、合計約192,911円(利益の約19.3%)です。年収1,000万円なら約304,200円に増えます。自分の数字はページ上部の計算ツールで試せます。

ビットコインで1000万円稼いだら税金はいくらですか?

年収500万円の会社員なら、所得税の増加2,398,200円(所得税は最高33%の区分)、復興特別所得税50,362円、住民税1,000,000円で、合計約3,448,562円(約34.5%)です(2026年分の概算)。「最大55%」と言われるのは、所得税の最高税率45%と住民税10%を合わせた税率で、課税所得4,000万円以上の部分にだけかかります。

仮想通貨で利益が400万円あった場合、税金はいくらですか?

年収500万円の会社員なら合計約1,137,162円(利益の約28.4%、所得税は最高20%の区分)です。給与なしで利益だけが400万円なら負担はもっと軽くなります。所得税は総合課税で、本業の所得と合算した額に5%〜45%の税率がかかるためです。

仮想通貨の税金は20%ですか?

現行法では20%ではありません。仮想通貨の利益は原則として雑所得(総合課税)で、給与などと合算して所得税5%〜45%+住民税10%(ほかに復興特別所得税)がかかります。2026年3月31日に成立した税制改正で、国内の登録業者(暗号資産取引業者)に対する特定暗号資産の売却などは20%(所得税15%・住民税5%、ほかに復興特別所得税)の申告分離課税になりますが、開始は改正金商法の施行日の属する年の翌年1月1日からで、その施行日は2026年10月22日時点で決まっていません。DEXや海外業者での取引は条文上この対象に当たらないと読めます。

仮想通貨の税金が20%になるのはいつからですか?

改正金商法の施行日の属する年の翌年1月1日からです。改正金商法は2026年7月15日に成立し、施行日は公布から1年以内の政令で定める日(2026年9月29日時点で未定)です。2027年中に施行されれば2028年1月1日から、2026年中なら2027年1月1日からになります。「2028年1月1日から」という解説は、2027年施行を前提にした見込みで、確定した日付ではありません。

ビットコインを20万円ずつ売却したら税金はどうなりますか?

分けて売っても変わりません。20万円の基準は1回ごとの売却額ではなく、1年間(1月〜12月)の給与以外の所得の合計(売却益から手数料などの経費を引いた額)です。年間の利益が20万円を超えれば、会社員でも所得税の確定申告が必要です(タックスアンサーNo.1900)。

仮想通貨は無税でいくらまで稼げますか?

会社員(給与1か所・年末調整済み・給与収入2,000万円以下)は、給与以外の所得が年20万円以下なら所得税の確定申告は不要です。ただし所得税の申告が不要でも住民税の申告は原則必要で、住民税(10%)はかかります。給与のない学生や専業主婦(夫)は、2026年分なら合計所得489万円以下で所得税の基礎控除が104万円(令和8年分)あるため、利益100万円だけなら所得税は0円、住民税は基礎控除43万円を引いた残りに10%で約57,000円の計算になります(社会保険料などの控除がない場合の概算)。

仮想通貨の利益が20万円以下なら、住民税の申告をしないとどうなりますか?

所得税の確定申告が不要でも、住民税の申告は原則として必要です(さいたま市などの自治体の案内。暗号資産の取引による所得も含むと明記)。住民税には20万円の基準がないため、利益20万円なら住民税は約20,000円増える計算です。確定申告をした場合は、その内容が住民税にも使われるため別の申告は要りません。申告の方法はお住まいの市区町村で確認してください。

ビットコインを買ってほったらかしにしておくと税金はかかりますか?

持っているだけでは課税されません。値上がりしても、売却して円にする、他の暗号資産と交換する(FAQ 1-3)、買い物の支払いに使う(FAQ 1-2)といった時点までは所得になりません。ただし、ステーキングやレンディングで受け取った報酬は受け取った時点の時価で所得になります(FAQ 1-7)。

仮想通貨で500万円を売却したら税金はいくらですか?

税金は売却額ではなく利益にかかります。500万円で売ったコインの取得価額が300万円なら、利益は200万円です。年収500万円の会社員なら、その200万円に対して合計約518,552円(約25.9%)が目安です。取得価額は総平均法か移動平均法で計算します(FAQ 2-4。評価方法の届出がなければ総平均法:FAQ 2-5)。

暗号資産の計算書の使い方は?

国税庁のページから「暗号資産の計算書」のExcel(総平均法用か移動平均法用)をダウンロードし、1銘柄につき1枚(計算書①〜⑩)を使います。総平均法用なら、国内取引所の年間取引報告書の数字を「2」に、DEXや海外取引所など報告書のない取引を円に換算して「3」に入れると、「4」で売却原価、「5」で所得金額が自動計算されます。最後に「収入金額計」と「必要経費計」を確定申告書等作成コーナーの雑所得の画面に転記します。暗号資産の計算書は確定申告書に添付して提出する必要はないとされています(2026年9月29日確認)。

Koinlyは日本の確定申告に使えますか?

損益の計算には使えますが、日本向けに作られたツールではありません。料金ページに載っている計算方法はFIFO・LIFO・総平均法で、国税庁FAQが認めるもう1つの方法である移動平均法の記載はありません。届出をしていない個人の方法は総平均法なので表記上は合いますが、年単位の総平均法で計算されているかは自分で確かめる必要があります。Koinlyの数字をもとに、国税庁の計算書や確定申告書等作成コーナーに自分で転記する使い方になります(2026年10月26日確認)。

税務上の助言ではありません。本ページの計算ツールと早見表は、国税庁タックスアンサー(2026年10月19日に再確認)と、国税庁FAQ・財務省・金融庁・自治体の公表資料(2026年9月29日確認)にもとづく概算です。扶養・各種控除・住民税の自治体ごとの扱い・事業所得に当たるかどうかなどで実際の税額は変わります。DEXの取引やUSDC建ての損益については国税庁の個別の見解がありません。最終判断は税務署または税理士に確認してください。

日本からPerp DEXを使うなら:ハイパーリキッド

ウォレットを接続して使うため口座開設や本人確認はなく、資産を自分で管理したまま無期限先物を取引できます(利益には日本の税金がかかります)。金融庁の登録業者ではないため、国内の登録業者に義務付けられた利用者保護(分別管理など)は適用されません(ハイパーリキッドは日本で使える?(規制の整理))。取引履歴とファンディング履歴をCSVで出せるので、確定申告の準備もしやすい取引所です。入金方法は国内取引所からハイパーリキッドへ入金する方法、紹介コード HOLYGRAIL の仕組みは紹介コードの解説へ。

入金の最短ルート:国内取引所でETHを買う → Arbitrumで自分のウォレット(MetaMaskなど)へ出金 → USDCに替えてハイパーリキッドに入金。ETHをArbitrumで安く出せる取引所はイーサリアムの出金手数料が安い取引所で比べています。

HOLYGRAILでハイパーリキッドを始める →

当サイトのリンクから登録すると紹介報酬を受け取ることがあります。あなたの手数料が上がることはありません。

開示:HOLYGRAIL(ハイパーリキッド)は当サイトの紹介コードで、紹介したアカウントの手数料の一部を受け取りますが、あなたの負担は増えません。税理士事務所・損益計算ツール(クリプタクト・Koinly・クリプトリンク)とは紹介関係がありません。ツールの対応表と料金は各社の公式ページで2026年10月26日に確認しました。計算に使った税率・控除は国税庁タックスアンサーで2026年10月19日に再確認し、そのほかの税制の記載は国税庁FAQ(令和7年12月最終改訂版)・財務省・金融庁・総務省・東京都の公表資料で2026年9月29日に確認しました。投資・税務の助言ではありません。