OCOとブラケットとは
OCOはone-cancels-the-other(一方約定で他方取消)です。同じポジションに利確と損切りを置き、片方約定後に残りを消して二重約定や誤反転を防ぎます。ブラケットはエントリーにその2本の保護注文を付けた一式です。期限のないパーペチュアルでは、仮説を置いたあとチャート監視を減らすための基本装備です。
Hyperliquidは指値・ストップ・reduce-only・高速キャンセルという部品が揃っています。UIに単一の「OCO」ボタンがなくても、脚の張り方と部分約定後の掃除で同等の運用ができます。
なぜ高速DEXでブラケットが効くか
板が速いと、計画なしでは利確が早すぎるか、逆行で固まります。ブラケットは損失上限と目標を事前に固定し、reduce-onlyでクローズが逆ポジション化しないようにします。reduce-onlyガイドと損切り戦略と併用してください。
- 参入前にリスクが数値化される — ストップ距離からサイズを決める。
- 参入後の感情を減らす — 計画がすでに板に載っている。
- ボット向き — 約定イベントで兄弟注文をキャンセルするロジックと相性が良い。
- 手数料意識 — 利確指値は条件が合えばメイカー側を狙える。
Hyperliquidでの実践手順
1. 無効化ラインと目標を先に決める
売買ボタンの前に、仮説が崩れる価格と少なくとも1つの利確帯を書きます。ストップまでの距離を口座リスク(例: 1トレード0.5%〜1%)に換算してサイズを決めます。ポジションサイジングも参照。
2. 明確なサイズで入る
成行でも指値でも構いません。約定後にサイズだけ変える場合は、決済脚も必ず書き直します。複数ブラケットはサブアカウントで分けると安全です。
3. reduce-onlyの利確を置く
ロングなら売りreduce-only指値。梯子で分割すると一発のヒゲで全部吐きにくくなります。利確ラダーを参照。
4. reduce-onlyのストップを置く
残ポジ全量に対応するサイズで。TP1で半分利確したら、ストップ数量も残量に合わせて減らします。大きすぎるストップ放置がOCO失敗の定番です。
5. 約定後に兄弟を消す
利確全約定→ストップ取消。ストップ約定→残利確取消。部分利確ならストップを縮小。手動なら数秒、ボットならfillイベントで原子的に。
痛いエッジケース
- 部分約定 — 片脚40%なのに他脚が100%のまま。
- reduce-onlyなし — クローズ過多で逆サイドが開く。
- 手動全決済後の放置注文 — フラットなのに再エントリー。
- ストップ指値のギャップ抜け — 生存優先ならストップ成行寄りを検討。
- ファンディングと週末 — 薄い時間はサイズを落とす。
スタイル別ブラケット
スキャルプ
狭いストップ、控えめTP。緊急時はIOCまたは成行reduce-only。テイカー/メイカー手数料も確認。
スイング
構造の外に広いストップ、次の重要水準へTP。単銘柄は分離マージンが分かりやすい場合が多い(クロス対分離)。
ボット
シグナル→TP+SL(reduce-only)→fillで兄弟取消。切断時はcancel-all。APIボットガイドへ。