ファンディングレートとは
パーペチュアル先物に満期はありません。契約価格をスポットに近づけるため、取引所はロングとショートの間で定期的なファンディング支払いを使います。パーペが指数に対して割高なら通常ロングがショートに払い、割安なら逆です。Asterでは手数料・スリッページ・清算リスクと並び、レバレッジポジションの真の損益の一部です。
マーク価格だけ見てファンディングを無視するのは、燃料計なしの飛行です。共通の仕組みはファンディング入門とファンディング戦略へ。
Asterでの読み方
- 符号 — プラスは多くの場合ロング→ショート支払い。表示規約はペアごとにUIで確認。
- 間隔 — 数時間ごとのウィンドウが一般的。支払いをまたぐ保有がキャッシュフローを確定させる。
- 名目 — 枚数だけでなく想定元本に比例。高レバはファンディングも清算も増幅するだけで「無料」にはならない。
- 銘柄差 — ミームやロングテールはBTC/ETHより極端になりやすい。自分が売る市場を見る。
手数料と製品の全体像はAster手数料構造、パーペ入門。
コストとしてのファンディング
長期間プラスファンディングの局面で構造的ロングは、間隔ごとに税を払います。数日保有では参入・決済手数料を超えることもあります。スイング前に:
- 想定保有時間×現行レート(さらに2〜3倍のストレス)で概算する。
- 目標Rに対してファンディングがエッジの半分を食うなら、保有短縮かサイズ縮小。
- 実験的銘柄は分離マージンを検討(マージンとレバレッジ)。
エッジとしてのファンディング
キャリー/平均回帰
極端なレートは混雑サイドが割高。正規化や価格の戻りを狙う手もあるが無料ランチではない。小さく、無効化を先に定義。
デルタニュートラル
スポット(やヘッジバスケット)対ショートパーペでプラスファンディングを収穫、符号反転時は逆。執行・借入・ベーシスが本体。ファンディング裁定、デルタニュートラル。
カレンダー意識
イベント・上場・週末流動性が歪める。レート、マーク−指数、OIの向きを簡単に記録。比較トラッカーの発想はAster単体でも有効。
実践チェックリスト
1) 参入前に現行ファンディングと次回支払い時刻。2) 高度な注文でreduce-onlyの損切・利確。3) 複数間隔をまたぐなら累積ファンディングと価格損益を分けて記録。4) 急反転はレジーム変化として扱う。5) 遊休担保は入出金ガイドに沿い定期引出。
よくある失敗
- 放置スイングでファンディング無視 — 千回の小さな出血。
- 最大レバで「収穫」 — キャリーより先に清算。
- 見出しレートだけ横断比較 — 約定品質と手数料を忘れる。
- 過去平均が次の48時間を保証すると思い込む。